Marionnette。そして、Sessionまで1ヶ月
いつもお世話になっている素子先生の公演、
Marionnetteを拝見しました。
先生の踊りはもちろんのことながら、作品の構成や演出が大好きなんです。
今まで私が見てきた先生の作品は、先生自身が作りたいものを作りながらも自己満足にならず、見ている人に寄り添って、楽しませようという気持ちが伝わってくるんです。
そんな演出が出来る先生は凄いなぁって思ってて…。
Marionnetteも、セリフが一切ない踊りだけの作品なのに、お話が分かりやすくしっかりと伝わってきて、
悲しいお話なのかな…と思いきや、
どこかクスっと笑わせてくれる部分があって、踊りを通じて見てる人に何かを考えさせてくれる、そんな作品でした。
見れば見るだけその世界観にだんだんと引き込まれていくんです。
何度観ても引き込まれる奥深い世界観。
今回の再演、
私の中で最も勉強になったことがあります。
先生のお芝居としての踊り方です。
自分自身、今まで身体のどこを意識して踊るかを軸に考えながら踊ってきました。
もちろん、それは私にとって踊る時の絶対的な信念のようなもので、今後も最も重きを置いて考えていくであろうものなのですが、
最近、仕事でストーリー性のある振りを踊るようになって、感情、ストーリーを踊り手としてどう身体で表現するかということに非常に奥深さを感じていて、
ココ最近、ダンスの公演を見る時に興味深く見ることが多く、Marionnetteでもそんな部分を見ていました。
初演の時は、素子先生かわいい…(今回もひたすら可愛いんですけど!!!!!)、
おこたんぺさん凄い…って見てたけれど、
今回は踊りでの演じ方という観点で見入ってしまいました。
1人の男性に拾われた、操り人形に心が芽生え、次第に人間味のある女性になっていく。
しかし、だんだんと狂気的となり、男性の運命を操る何か別の存在となっていく。
どこか、手塚治虫の"ばるぼら"のような…操り人形。
怖いんだけど、でも、どこか狂気的な操り人形に共感し感情移入して見てしまって。
Marionnetteは、
全体の世界観を客観的に見ることも、
登場人物に感情移入し主観的に見ることもできる、色んな見方のできる作品なんだなぁと思いました。
とはいえ、やっぱり素子先生の身体の使い方が凄かった!!!興奮
操り人形の動きを表現する、先生の身体の動きがとても繊細で凄かったです。
特に、音に合わせた腕から指先にかけてまでの繊細な表現が表情の少ないお人形さんの時でも、今こんな気持ちなんだろうなぁって伝わってくるんです。
人間味のある時は表情も胸椎の動きもあって、その踊り分けがすごいなぁと。
全身がしっかりと繋がっていて、日々のトレーニングの積み重ねが表現に表れていて、本当に素晴らしかったです。
踊り手がお芝居を身体で表現するってこういうことなんですね…
こんな踊りが踊れるようになりたいなぁ。
まだまだ道のりは長い…。
今回、裏方で何日かお手伝いをさせていただきました。
先生やおこたんぺさんの作品作りに対する本番前の姿勢、取り組み方、
そして、舞台転換や裏方の仕事はとても勉強になりました。
あと、おこたんぺさんの物腰の柔らかさとユーモア溢れるお人柄に一目惚れでした!
ジャグリングでもお人柄でも
人を楽しませ、シアワセにすることの出来るおこたんぺさん。
エンターテイナーな人なんだなぁと、
そして、お話が面白い!
飲みに行ったら絶対楽しい人だ!って思いながら、お話しをさせていただいて感じました。
本当にステキな人だった!
(なので、Marionnetteを見て、酷い男なのでは!と感情移入された方に、「そんな事ない!仏のような人!!」と声を大にして言いたい(笑))
5日間、Marionnetteの世界にたっぷりと浸らさせていただき、幸せなひとときでした。
ありがとうございました。
さて、同じ会場で約1ヶ月後、Sessionの公演があります。
通し稽古が始まりました。
死ぬ気で頑張らないと…!焦
11月前半は、定期的にレッスンに通えたので、だんだんと身体が整ってきました。
あとは、ひたすら踊り込む。
コツコツと。コツコツと。
残りの時間、しっかりブラッシュアップして、
見に来てくださる方に楽しんで頂ける公演になるようがんばっていきたいと思います。
ぜひ、お待ちしております。
(詳細は1番下までスクロール!)
P.S.初演の時も言ったけど、もう一度言わせて頂きます。
…先生に壁ドンされたい人生。
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